私は8~10か国語ほど話せるようになる。ここ5年ほどで!
しかしながら自分の「語学スタイル」を知っていくのはちょっとずつである。今も更新中である。
ここでは今の私の意識している「新しい」言語を理解し、自分のものにするためのポイントを記録する。
短い繰り返し+感情+シチュエーション
これがどういうことかというと、やはり「新しい言語」の入り口は音だということである。
たとえば歌などは、やはりぴったりだ。
短い音の繰り返しであるほど慣れて自分のものにしやすいと思う。
フェイ・ウォンのEyes on meという洋楽も8歳のときは歌詞がわからなかったが、10年、15年と経つうちに感情を込めて歌えるようになった。
歌のなかの一単語がわかるようになるだけで、その単語のところだけ聞き取れるし意味がわかる。それが拡大していく。
この「短い繰り返し」に「感情」、「シチュエーション」が加わるとよりいいと思う。
日常会話の例としては、ワーホリ中にイギリス人の大家さんがよく
「Hang on(ちょっと待って)」「Let’s see(まあ成り行きを見てみよう:意訳)」
と言っていたのは、3回目を聴くころには「今なんと?」とは思わなくなっていた。自分の中にキャッシュのように、もうその言い回しや世界観が構築された状態になったのだろう。(と解釈している)
また大家さん関連で特筆すべきは、このやりとり
「Hi(ただいま~).」「おかえり。今日はどうだった?(Hi. How did you get on?)」
How did you get on? おそらくBritish Englishの言い回しである。これをなんと言われたか理解し、「今日は~~したよ」と言えるようになるのには4、5回これを経験する必要があった。
しかしここで面白いのが、つい日本に帰って家族に「今日、外に出かけてたけどどうだった?」と訊きたいときに、スルッと今度は私からHow did you get on?が出てくるのである。シチュエーションの刷り込みは、ある条件が揃ったら勝手に言葉の方から出てくるのだ。
好きなドラマやアニメで感情移入して同じシーンや話を何回も観て、先に自分からその言葉が出てくるまでやってみるというのも一興だと思うが、語学のためというよりは「その話や俳優さん、舞台衣装などが好きでたまらなくて何度も見てしまう」なんて場合にはいつかやるかもしれない。
今のところは歌が好きだ。
Fonix:「あいうえお練習」のようなもの
回し者とかでは全然ないが、たまたまTwitterかなにかでこのボニーちゃんのフォニックスを知ってから、私はFonixにはまった。イギリス人の大家さんは英語の先生としての見解なのか、そんなFonixなんて小手先よと小さく見られたものではあったが、私にはとても楽しかった。そして効果をとても感じた。
大家さんはよく、
- 「R」は「ぅ」と唇をつーんとすぼめてから発音する
- 「W」は「R」のときみたいに唇をつーんとさせつつ「狼のように唸るような感じで」発音する
- 「L」は舌の先っちょが上の前歯から数ミリ覗くような感じで上につけてから発音する
- 「she」は「シー…静かに」って言うときのように(このときのシー…はどちらかというとシュークリームのシューみたいに聴こえた)
とアドバイス(注意)してくれたが、これらは本当に楽しいものだった。
その小さなポイントに沿って言ってみただけで、自分からついに日本語と別の言語が出てきた!!と感じたのだ。
「EnglishでEnglishを話している」ような感覚であった。それまでは「にほんごでEnglish」を話しているようだった。
なのでこれからはどんな言語を話すにしても、どこかのタイミングでその言語の「あいうえお練習」、Fonixをする。ありがとうボニーちゃん!
自分の知りたいことを「その言語」を使って知る
私が今のところやってきたのは以下などだ。
- 本場のレシピで作りたいから、英語やイタリア語でレシピを調べる。
- 「small hip model」などと画像検索をかける。思っているのとちょっと違う画像が表示される。
- YouTubeやPodcastで好きなこと(気になる人についての話など)をなんとなく聞く。
- 「○○ meaning」などでEnglishによる語の説明を見る。
- 英語でジャズピアノやアコギなどの説明動画を観る。(元から用語が英語だからなのか理解しやすい)
- Instagramで「EnglishでEnglish」「FrançaisでFrançais」「Englishで普通话」「普通话で普通话」などの説明を聴く。
特にInstagramはいい。世界中の人が多言語を話している様子を実感しながら、短い動画を繰り返し見ることができるから耳に残りやすい。
これらでなにより大事なのは、「意外とわかる」ということを実際に自分に教えてあげることだと思う。
潜在意識を変える
様々な言語に対するイメージを変えていくことが何気に肝要だと思う。
どのような世界観を持とうが自由なのだから、自分が一番願うようなイメージにしよう。ということで私は「自室のドアの裏側に叶えたいことを3つほど書」いた。
- I’m a octlingual. (8か国語話す)
- I’m wearing a bikini in Italy. (イタリアでビキニを着る)
などと書いてぺちっっ!とドア裏に貼った。毎日何回もそれを目にするたびに心の中でそれを読むので、他の場所にいてもそれらが頭に浮かんだ。わくわくした。頭の中ではすでに、持ってもいないビキニをイタリアのビーチで着ていた。
そして実際にビキニに関しては4、5カ月の内に本当にイタリアの海や湖で3回ほど着た。
8か国語だってもう話せる。
「I speak English.」「Je parle français.」「Parlo italiano.」「我说中文。」「저는 한국어를 할 수 있습니다。」以下略!
まとめ
- 短い繰り返し+感情+シチュエーション
- Fonix:あいうえお
- 調べものをするときに「その言語」を使ってみる
- 潜在意識を変えていく
これらのほか、「枠組み(I like ~. I used to ~.など)」を色々知るなどもここ一年ほど意識しているが、結局楽しかったらなんでもいい。
以上が2023年2月時点でのマイスタイルでした。
完