昨年帰国して、実家に戻ったら、
自分で退路を断つために服も物もほとんど残してなかったから、
どうぶつの森やルーンファクトリー4とかで「始めのチュートリアル用のベットとセーブの日記しかない」
みたいな状態からのスタートだった。
職なし、残高HOBOなし、服は最低限、コスメなしetc…
ちょうどそろそろその時から1年が経つから、その間にこの部屋がどれほど快適になったか、
自分の好きな物を集められるようになったかなどについて今日は書く。
木製ハンガー
最初の方の画期的な感覚の変化はこの、無印で買った「木製ハンガー」。
それまで24年間くらい、ほぼずっとあの、クリーニング屋さんでもらえる
黒いプラスチック製ハンガー、またはカラフルな針金のハンガー
で服を吊っていた。
でもオランダで部屋や家具を用意してもらったときは、よく考えると 木製ハンガー を使っていたのだ。
なんとなく黒いプラスチックのハンガーを使うたびにモヤっとしていたので、1本100円くらいで買い替えると、
本当にクローゼットが粋を吹き返したように美しくイキイキとしだした感動を今でも覚えている。
「それまで試飲用の薄いプラスチックカップで毎日水を飲んでいたけれど、ある日ガラスのグラスというものを使い始めた」
みたいな衝撃だった。
普段、毎日触るもの、目にするものを、
自分の好きな、心地が良くなる、上質と思えるものに変えるのは、本当に大切だ。
下着(シルクのインナー)
ブラ、ショーツという意味では、まだ完璧に満足できるところに至ったわけではない。
でも自分の気分が上がるようなデザイン、質のブランドに統一できたことは、本当に大事だった。
今はIntimissimiを使っているけど、今月中にブラデリスNYに行って初めて試す。
それを経てからAubadeとかを使ってみたいなと思ってて、そのさらに次はオーダーメイド!
そしてここで特筆すべきは シルクのインナー。
まさか自分がこんなにシルクを大好きになって、年中毎日身に着けるようになるなんて
誰が思っただろう。
自分にとっての好きという正解を探るためには、一度試しに身に着けることが必要。
私だっていつどんなタイミングでシルクを着ないことを好むようになるかわからないんだから、
今はうっとりシルクを着る自分を楽しむ:):)
ちなみにシルクのショーツや、シームレスのブラジリアンのショーツとかも気に入っているし、バンドゥブラというのも響きやすい服装のときに助かっている。
それ以前に胸の形成をやはり重視した方がよさそうでブラデリスに行くわけだけど…:D
木製ティッシュケース
これも先程のハンガーに似ているけど、ティッシュケースも実は小さな気に入らなさみたいなものがあった。
いつも紙のティッシュボックスのまま使っていたから、
そのデザインが目についたし、
なんだかどこかで落ち着かなかった。
結局暫定だけど、近場でいい具合に手に入れられたから、また無印でゴムの木のティッシュケースを買った。
これも2,000円としないようなものだけど、本当にこれのおかげで毎日ティッシュを使う時、なんだか自分を尊重するような気持ちになれるし、やさしく丁寧な気持ち、ゆっくりと落ち着いた感覚になる。
Isabel Marant のサンダル
。。。もうIsabel Marantをしらなかった頃には戻れない。
Yohji Yamamoto
はじめにこのブランドの革靴に出会った(いつも通りセカストで)。
それからどんなジャケットやスカートを着てもとてもしっくりと馴染むしエレガントなので、
わたしのためにつくられたブランドかと思う。
Olaplex シャンプー、トリートメント
今のところ数名の美容師さん公認の最高のトリシャンの一つ(わたし調べ)。
わたしの歴史においてもこれが最上で、週に2、3回のお風呂のわたしにはコスパも十分によいと言える。
ブリーチをしてこれだから、地毛だとどうなるんだろう。
ヘアミルクやヘアオイル、ピーリング、ボディゴマージュなど色々な物を使っているけれど、
今のところすべて気に入っている。
順にOrbis Essence in Hair Milk、System professional、Natureine Aqua Peel、White Conc Body Gommage(その前はDove)。
とくにお気に入りはアーモンドの香りが甘くて強いけれど、わたしはそれが好きというのもあって、フランスのSystem。
でも今のところ皆リピしたい!
REVLONのシュガースクラブ リップ
今まで水を飲んだあとにリップが落ちるので一日に何回も塗り直すようなイメージがあった、
保湿用のリップだけど、これはとても長くしっかり続く上に
いつの間にか乾燥しだしていて結局皮がむけてくる、ということがない。
これの前はcanmakeのリップスクラブを使っていたけれど、デザインなどの好みもあってこちらを今
白→黄色(柚子)という風にリピートしている。
END
本当はネイルオイルやパック、フランス製の手帳、アロマキャンドル、、たくさんのお気に入りの子たちに日々囲まれている。
とくにアロマキャンドルはとても大切だと感動した。
新しく買ってみた雑誌、鍵につけたベルベットのリボン。
文具屋で見つけたドイツの鉛筆。
今は日本にはなきCalzedoniaのフットカバーにストッキング、網タイツ。。。
いとしの子たちでいっぱい。
実家を駆け足で出ていったときのわたしは、焦っていて、不安で、
不満で、長期的な目線でなんてどうしたらいいかわからなくて、
地に足がついたようないつかの感覚のことをどこかで覚えていても、どうすればいいかわからなかった。
だからひたすらがむしゃらにトライして、好きなように放浪でもなんでもして、そういった時期を経てみたかった。
そのあとどうなるかわからないけど。
「どうしてあんなにも焦っていたんだろう(そして怒っていたんだろう)」と
ふと今年思ったときがあった。
こんな風に毎月(学生時代の以前と比べて)沢山の額を稼ぐようになって、使うようになって、
毎日少しずつのトライや継続みたいなものがある日視座を変えたことに気づかせる、
そんな今の日々が好きだし楽しい。
自分の好きな
自分の誇りに思う 自分のリズムであれることが
こんなにも心地よくて、絶対的で 楽しいものであると、知れている今のことを感謝している。
それまでの経験全てにも、折に触れて思い出す昨年の色々な場面にも
ときどきとても奇跡に感謝するような誇らしさや、ありがたさを感じるんだ。
そしてそれは今の職場で出会った人たちや、今年の色んなことにも通じている。